瀬戸内海の小さな島、男木島は面積1.34平方メートル、人口170人ほどの小さな島です。
しかしながらアートに力を入れていたり、地域猫として去勢された猫、「さくら猫」が多く存在する島で観光客に人気の島となっています。
とても小さな島で、坂道も多いので車はもちろん、自転車を乗ることも難しいでしょう。
歩いて周れるので全てのアートをゆっくり見ることができます。
コロナ禍で多くの展示場が休館または時短営業しています。
詳しくは開館カレンダーでチェックしてください
男木島港の近くにアート作品が集まっているので比較的迷ったりせずに行きやすいですが、坂道が多いため時間に余裕を持った方が無難です。
歩く方舟が1番遠くにあるアート作品ですがそれでも歩いて15分ほどです。
男木島アート鑑賞半日のモデルコース
男木島に到着した瞬間にアートの世界へ!「男木島の魂」


男木島に到着するとすぐに目に飛び込んでくるのはスペインの現代美術家、シャウメ・プレンサの作品「男木島の魂」
屋根全体が8つの言語で成り立っていて、天気の良い日は屋根の文字がアスファルトに映る。
近くで見ても遠くから見ても白く美しく、見ていて本当に飽きない作品です。
タコ壺漁が有名な男木島ならではの作品「タコツボル」

港に着いてすぐの場所に作品があります。
大きな大きなタコ壺。
おそるおそる覗いてみると…
大きなタコが奥にいます!
中に入って写真撮影することができますよ♪
全然気づかなかったのですが、タコ壺をはみ出して、道にタコの足があるそうです!
中のタコも見えるように、タコツボに入った状態と、引きで全体を入れた状態2パターン撮るのがおすすめ!
古民家の異空間!不思議な世界へと誘う「川島網とドリームフレンズ」

壁一面に描かれた不思議な模様のような絵のような…
壁一面どころか、床、天井に至るまで入り口から出口まで全て不思議な絵が描かれています。
鏡があることもあり、さらに不思議な空間を生み出しています。
こちらも写真撮影OKなのでとっても楽しい写真が撮れますよ!
異空間アートの後は景色のよいカフェでくつろぎタイム♪

川島猛とドリームフレンズを見た後はすぐ横の「Dream Cafe」でひとやすみ。
こちらは3年に1度の瀬戸内国際芸術祭の期間のみ営業しています。
前回は2019年に開催されたので、来年2022年にこちらのカフェを楽しむことができますよ♪
3年に1度しかオープンしないレアなカフェを楽しんでみては?
足が生えたキノコが港に?謎多き「歩く方舟」

実際はキノコではなく山をイメージしているそう。
遠くから見てもすぐに分かるくらい、異様な雰囲気を醸し出しています。
この作品は触ることも可能なので、少し離れた場所から全体像、足の中に入り込んで至近距離で撮ったりとかなり遊べます。
船が到着した港から歩区しか方法がなく、距離があるためかあまり人はいません。
さすが猫の島!男木港周辺にたむろするさくら猫たち。

男木島はかつて「猫島」と言われるほど猫がたくさんいました。
しかしながら、実際は猫は多いものの、猫島と言われると首を傾げるくらいでした。
それもそのはず、たくさんの猫たちを不幸な猫にしないためにTNR活動が進んでいるのです。
不妊手術を受けた猫の片耳は桜の花びらのようにカットされることからさくら猫と呼ばれています。


そのさくら猫たちが漁港近くにたくさんいて、人々にかわいがられています。
さくら猫についてわかりやすく描かれたポスターもあるのでじっくり見てみてくださいね。
記憶のボトル

小さなボトルの中に様々な思い出の品が!
ボトルの数の多さに驚きです。
暗闇の中で瓶ボトルがキラキラしている様は圧巻です。
※現在は休館中
新旧が合体した新しい図書館のカタチ「男木島図書館」

開館時間 11:00〜17:00
定休日 火水木
無料
昭和の学校のような雰囲気の図書館。
島民以外も無料で利用できます。
2階もあって、ゴロゴロしながら好きな本を読む時間がとても幸せ。
男木島ならではのアートな乳母車!「オンバファクトリー」

料金 300円
休館日 開館カレンダー
オンバとは乳母車のこと。
坂道や細道が多い男木島ではオンバは必須アイテム。
そのオンバをアート作品に!
倉庫の中に所狭しと並ぶカラフルなオンバたち。
他では絶対に見ることができないものなので必見ですよ。
まとめ
今はコロナ禍で休業している展示場もありますが、男木島は野外作品も多数あるので、常時鑑賞可能です。
展示状況は変更があり得ますので開館カレンダー でチェックしてから出かけてくださいね。
半日コースでゆったり観るには十分だと思います。
コロナ禍のこんな時だからこそ、小さな島でアートを楽しんでみませんか?
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