瀬戸内海、香川県保有の有人島は24島にのぼります。
香川県の島は別名アートの島と言われていて、とてもたくさんのアートが存在します。
比較的便が多く、多くのアートファンが楽しむのは、直島、豊島、小豆島、男木島、女木島の5つです。
瀬戸内トリエンナーレ(3年に一度行われる国際芸術祭)がなくてもたくさんのアート作品が常設されています。
直島
人口3095人(2021年現在)と多くはないものの、アート作品も有名なものが多く常設されています。
今回は直島をピックアップして紹介します。
直島はバスの本数も少なく、歩いて周るには少し距離があるので自転車を借りて行動するのがベター。
直島に8つあるレンタサイクル1日平均的な値段
・シティサイクル300円
・変速機能付き自転車 500円
・電動自転車1500円
前代未聞の地下にある「地中美術館」
電話番号 087-892-3755
開館時間 10:00〜18:00
休館日 月曜日
鑑賞料金 2100円
地中美術館には必ず予約が必要です
予約ページはこちら
数ある作品の中、いちばんのおすすめは、安藤忠雄氏が建設に携わった地中美術館です。
地中美術館というだけあって、美術館は地下に埋設されています。
常設の作品もクロード・モネやジェームズ・タレルなどとても豪華で見応えがあります。
大半の作品は中で写真を撮ることができないのが残念ですが、そんなことを忘れるくらい、素晴らしい空間となっています。
ベネッセアートアートサイト直島
電話番号 087-892-3223
開館時間 10:00〜18:00
定休日 年中無休
鑑賞料金 1050円
ホームページ https://benesse-artsite.jp/art/benessehouse-museum.html
ベネッセアートサイトの有名な作品といえば草間彌生氏の「南瓜」
ベネッセミュージアムの中には数体のウルトラマンソフビ人形が鏡に映って何百体にも見える柳幸典氏の「バンザイコーナー」や無数のネオンサインが圧巻のルース・ナウマンの「100生きて死ね」など個性あふれる作品の数々。
ベネッセハウスアートサイトにはなんと宿泊施設もあります。
こちらも安藤忠雄氏設計で、美術館に最も近づける「ミュージアム」、モノレールで移動する6部屋のみの「オーバル」、お子様とも過ごしやすいカジュアルな「パーク」、海に近く全てスイートルームの「ビーチ」となっています。
宿泊者とツアー参加者しか見ることのできないアート作品もあるのでぜひ泊まってみてください。
今なら岡山、香川県民限定割引やおひとり様割引が適用されます。
プランにもよりますが、1泊24000〜40000円程度で宿泊可能です。
家プロジェクト
休館日 月曜日(祝日の場合その翌日)
6アート作品共通チケット 1050円
ワンサイトアートチケット 420円
チケット販売所 本村ラウンジ&アーカイブ
電話番号 087-892-3223
直島の家プロジェクトとは古い家屋を改修し、アートとして生まれ変わった作品です。
暗闇の中で五感を働かせるアート「南寺」
南寺は人数制限があります。
混雑時には整理券を配られますので、時間になるまで家プロジェクトのひとつ、「角屋」でゆったり過ごすのがおすすめです。

南寺は暗闇の中で楽しむジェームズ・タレル氏のアート作品です。
設計は安藤忠雄氏。
暗闇ゆえ、中に入ってすぐは本当に何も見えません。
ただただスタッフの指示に従うのみです。
暗闇ってこんなに恐怖を感じさせるものなんだなと思いました。
次第に暗闇に慣れていき、色々なものが見えてきます。
まさに五感を働かせながら体験するアートだなと感じました。
ポップなアートがかわいい「はいしゃ」

かつて歯科医院兼住宅だった建物を改装してアート作品に!
古い建物ですが、そこにポップな装飾が施してあり、ミスマッチがさらにアートな雰囲気を醸し出しています。
現代アートに興味がない人でも楽しめる作品だと思います。
氷のような階段が美しい「護王神社」

地下から地上へと繋がっている階段。
階段はガラスというより今にも溶けそうな氷のよう。
自然に囲まれていて、山の頂上まで行くのはなかなか体力が入りますが、大自然と現代アートの融合を実際に見て感じてほしい作品です。
直島銭湯「I ♡湯」

休館日 月曜日(ただし祝日の場合はその翌日)
鑑賞料金(入湯料金) 660円 15歳以下 320円
電話番号 087-892-2626
銭湯全体をアートにした日本ならではの作品。
お手洗いや脱衣所など抜かりなくアート作品が存在します。
帰りの船の時間までに銭湯に寄ってゆっくり最後のアート作品を楽しみましょう!
I♡湯タオル(300円)は自分へのお土産に最適です。
まとめ
瀬戸内屈指のアートの島、直島を紹介しました。
この他にもたくさんのアート作品があります。
そして新しい作品や建物が次々と生まれています。
実際ここ5〜6年でおしゃれなカフェやスタンドコーヒー店も増えたなと感じました。
直島のアート作品は比較的写真も撮れたり、触れたりする作品が多いですが、やはり中には撮影禁止の作品も多く存在します。
ですのでぜひ自分の目で見てアートを感じてほしいと思います。
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