
夏も終わりに近づき、街中はハロウィン一色になりましたね。
ハロウィンと死者の日は仮装するのでごちゃ混ぜにされがちなのですが、死者の日はどちらかというと日本のお盆の方が意味合いとしては近いです。
日本のお盆は個人に思いを馳せ、厳かな雰囲気ですよね。
そんな雰囲気とは真逆なのがメキシコのお盆、「死者の日」です。
英語で 「Day of The Dead」(デイオブザ・デッド)
スペイン語で 「Día de los Muertos」(ディア・デ・ロス・ムエルトス)
【2022年の死者の日ナイトツアーは催行予定です!】
メキシコの死者の日は何をするの?

メキシコの死者の日は日本のお盆と同じく故人に想いを馳せる日です。
しかしながら、雰囲気は真逆で、故人がこの世に帰って来る=めでたい!楽しもう!ということで街はお祭り状態。
個人の家や、レストラン、雑貨屋さん…すべての家やお店がガイコツやマリーゴールドとケイトウの花で彩られカラフルになります。

各家庭では祭壇(Altar アルタール、Ofrenda オフレンダともいう)を作って個人を迎えます。
まさにリメンバーミーの世界ですね。
死者の日はいつ?
死者の日は11月1日と11月2日です。
1日は若くして亡くなった人や子供の魂が、2日には大人の魂が帰ってくるとされています。
31日から前夜祭(お昼間もですが)として幼稚園や小学校低学年の子供たちのカレンダ(パレード)が始まります。

短期間で旅行に行くなら31日からしっかり日程に入れておきたいところです。
メキシコのどの地域で見るのがおすすめ?

死者の日に参加するなら断然オアハカがおすすめ!
オアハカはメキシコシティから飛行機で約1時間の民芸品が多く、食も美味しいと人気の州です。
オアハカは映画「リメンバーミー」の舞台のひとつとも言われていますし、たくさんのアーティストがいる街なので死者の日でしか見ることができないアーティスティックな壁画や、カラベラ(ガイコツ)ファッションショーなんかも見ることができますよ。(写真を撮るときは必ず本人や、子供の場合は保護者に許可を取りましょう)

オアハカシティの中心部、Zocalo(ソカロ)に行けば何かしらのパレードや音楽隊などを気軽に見れるのもポイント。
そして何より治安がよく、暗くなった時間でも街歩きを楽しめるので思う存分死者の日を楽しめます。
マリーゴールドに包まれたかわいいお墓が見たい!どこに行けば見れる?

リメンバーミーでミゲルがご先祖さまと会った時のシーンのようなカラフルなお墓は絶対見たいですよね!
オアハカシティで行けるのは
panteón general パンテオン・ヘネラル
オアハカシティに滞在するなら必ず行く Parque El Llano(パルケヤーノ) から徒歩15分!
※エル・ジャノと書いてあるところがパルケヤーノです。
お墓といえどオアハカシティや郊外にもたくさんありますし、1日に力を入れている墓地もあれば、2日にならないと盛り上がりにかけるところもあったり…。
そんな時は現地のツアーに参加するのがおすすめ!
治安がいいとはいえど、夜なので危ないですし、迷う可能性が高くなります。
自力で調べて行くのはかなり困難と言えるでしょう。
日本語で安心!おすすめの現地ツアー

スペイン語学校 ICO(Instituto Cultural Oaxaca)通称「イーコー」が主催している墓地巡りツアーがあります。
ICOの学校オフィスで詳細確認、ツアー予約ができます。
日本人スタッフが常駐していますので分からないことがあればすぐに聞くことができるので安心です。
毎年このような日程で決行されています。
時間:21時〜深夜2、3時ごろまで
料金:450ペソ(約2500円)
11月1日 エトラ村のコンパルサ(仮装行列)に参加するツアー
時間:17時〜21、22時ごろまで
料金:350ペソ(約1920円)
11月2日 サンフェリペのお墓を訪ねるツアー
時間:20時半〜23時ごろまで
料金:250ペソ(1370円)
※10ペソ=55円で計算しています。2021年8月現在
ツアーといってもみんなでバスに乗って、少し案内をしてもらうというラフなスタイルです。
値段もお手頃なので初めて死者の日に参加する方にはうってつけのツアーです。
死者の日はスカルペイント派?それともマスカラ(お面)派?

3度死者の日に参加しているにも関わらず、スカルペイントをしたことがないです。
スカルメイクは死者の日中 アルカラ通り(Calle Mecedonio Alcalá)
にたくさんのプロのスカルメイクアーティストがいるので実際にされている人を見るなどして自分の好みに合ったプロを見つけましょう。
値段は100ペソ〜200ペソ(500〜1000円前後)
その他にラインストーンなどのオプションもありますよ。
自分や友達同士でし合いっこするのもアリ。
オアハカのメルカドにもたくさんの死者の日用のメイク道具がありますよ。
デメリットはお肌が弱い人は向かないこと。
お祭り中、長時間メイクすることによる痒み、白塗りメイクのドーランがカピカピになり不快になったりするのでお肌が敏感な方はやめておいた方が無難かもしれません。
顔がカピカピになって上手に笑えなくなるからスカルメイクはしたくない!というメキシコ人もいました。
そんな方にはスカルメイクと同じくらい人気のマスカラ(お面)がおすすめ!

私は2度ICOのワークショップでお面を作ったこともあり、31日から2日までの3日間、ずっと愛着のあるお面と共に過ごしました。
ICOの美術担当の先生が丁寧に教えてくれます。
自分たちで顔型をとって4日間かけて作るので愛着も湧くし、そこで友達もできるのでとっても楽しいですよ!

スペイン語ができなくても、学ぶ気がなくてもワークショップには参加できます。
死者の日 マスカラ(お面)作りワークショップ
時間 14時〜16時、16時〜18時のどちらか
場所 ICO(Instituto Cultural Oaxaca)
料金 90アメリカドル(約1万円)
学校へは基本アメリカドルで支払うので少し高く感じますが、世界にひとつしかないオリジナルのマスカラはきっと宝物になるはず!

オアハカにも材料屋さんはありますが日本の方がクオリティが良いのでリボンやラインストーンなどを持っていってもいいですね。
仮装して街を練り歩いてみよう!

前夜祭には語学学校ICOが主催するコンパルサ(仮装行列)があります。
死者の日に1番近い金曜日の午後から行われます。

基本ICOの生徒の参加なのですが、死者の日特別コース(マスカラ作り、死者の日料理コース)を受講した方や、死者の日ツアーに参加した人は学校内外で参加可能です。

学校から帰ると学校内でチョコラテと死者の日のパンを振る舞ってくれますよ。
テキーラより強いと噂のオアハカ名物メスカルも振る舞われます!が、毎年日本人がアメリカ人とメキシコ人の餌食(笑)になっているのでくれぐれも飲み過ぎに注意です!
まとめ
いかがでしたか?
2018年にリメンバーミーが公開されてから注目を浴びているメキシコの死者の日。
カラフルな世界観とラテンの楽しい雰囲気は一生に一度は味わってみたいもの。
メキシコは治安が悪い、怖いというイメージも払拭できると思います。
物価も安いのでぜひたくさんの死者の日ツアーに参加してリメンバーミーの世界を体験してくださいね。
去年はコロナ禍まっただ中だった為、死者の日のイベントはほとんどなかったらしいのですが、今年は死者の日のツアーが復活しているそうです!
ぜひ気軽に日本人スタッフに問い合わせてみてくださいね。
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